いわゆる「いぼ」という言葉は、皮膚の表面から盛り上がる小さなできものに対して用いられる俗称です。患者さんが「いぼ」と自己診断されているものの中には、いろいろな皮膚病が含まれています。たまに皮膚の悪性腫瘍のこともあり、一度皮膚科専門医を受診して正しい診断を受けておくと良いでしょう。

「いぼ」のなかで多いのは、ヒト乳頭腫ウイルスが皮膚の細胞に感染して生じる「いぼ」で、「ウイルス性疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれます。
「ウイルス性疣贅」の中には、見た目の違ういくつかの種類がありますが、いずれも、数が増えたり大きくなっていく傾向があります。

「いぼ」にはいろいろな種類があります。

尋常性ゆうぜいは、最もふつうに見かけるタイプです。表面のざらざらした小さな「いぼ」で、多くは手足や顔、頭にできます。足の裏にできると、うおのめ(鶏眼)やたこ(胼胝)と間違われやすく、うおのめ・たこの治療によって悪化してしまうこともあります。

扁平ゆうぜいは、顔や腕などにできて、「いぼ」なのにほとんど皮膚から盛り上がりません。 この他にもいくつか種類があります。

「いぼ」の治療は?

液体窒素凍結療法が、最も一般的な治療法です。液体窒素は超低温の液体です。綿球にふくませて「いぼ」にあて凍らせて治療します。有効な方法ですが、少し痛みを伴いますので、お子様や痛みに弱い方には、他の方法を代用ないし併用します。

一般に「いぼ」は1週間から2週間に一度の治療と数か月の治療期間が必要です。

飲み薬:ヨクイニンエキスはハトムギ由来の薬で、「いぼ」に対する免疫力をあげて「いぼ」を治そうという方法です。

炭酸ガスレーザー:難治な「いぼ」には、痛みどめの注射をしたあと、「いぼ」をレーザーで蒸散させます。この治療を単独で行うことは多くありません。

「いぼ」と間違いやすい皮膚病は?

「いぼ」のように見える皮膚病にはいろいろなものがありますが、中でも、足の裏にできる「いぼ」は、あまり盛り上がらず皮膚の中にめり込んでいることが多いので、うおのめ(鶏眼)とたこ(胼胝)と区別がつきにくいのです。「いぼ」かな?と思う病変を見つけたら。ご相談ください。

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