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尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)

尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)

尋常性乾癬とは?

皮膚が赤くなって盛り上がり、表面に乾燥した白いフケのようなものができて、ポロポロと剥がれ落ちてくる病気です。頭の皮膚を含め全身のどこでもできますが、肘や膝、すね、腰臀部、背中などのこすれる場所にできやすい特徴があります。頭の皮膚で始まる方も少なくなく、頭だけですと「脂漏性皮膚炎」と診断されていることも多いようです。爪の変化も多く、半数の方にみられます。
原因はまだ完全には分かっていませんが、遺伝的な体質に後天的な要因が加わったときに、乾癬が発症したり、悪化したりすると考えられています。後天的な要因には、外的因子(ストレス、アルコール、食生活、たばこ、感染症、外傷、薬剤、乾燥、冬など)や内的因子(肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧、動脈硬化性疾患など)があります。
最近、乾癬は心筋梗塞や脳梗塞などの心臓や血管の病気を発症させる危険因子であると言われています。肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧を合併している方は、これらの合併症の治療や食事・運動の習慣の改善をお勧めします。

治療は?

一般に、乾癬の治療期間は長期となることが少なくありません。このため治療法は、症状の程度や範囲だけでなく、患者さんの状況や希望を踏まえた上で選択します。患者さんに治療の特徴を理解していただいた上で、ご自分にあった治療法を見つける必要があります。
現在、主な治療法として、外用療法、内服療法、光線療法、生物学的製剤の4つの方法があります。
塗り薬による治療がまず行われます。塗り薬にはステロイド外用剤とビタミンD3外用剤がありますが、効果を高めるために、コンビネーション療法やシークエンシャル療法がおこなわれます。タクロリムス軟膏を使用する場合もあります。塗り薬であっても、しっかり塗ることで結構良くなるものです。
ひどくなる方、重症な方には、内服の飲み薬や紫外線を照射する治療などが行われ、2010年からは重症の方に生物学的製剤とよばれる注射薬が登場しました。生物学的製剤は今までの治療で良くならない方や、関節の痛みや変形をともなう乾癬の方が対象です。

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