その名のとおり、おむつの当たる部位にできる皮膚炎です。発赤や痛みなどの刺激性皮膚炎の症状や、紅斑、丘疹、痒みなどの湿疹の症状を起こします。
赤ちゃんにおむつ皮膚炎ができやすい理由は3つあり、1つ目は赤ちゃんの皮膚自体が薄く、刺激に対して弱いことです。2つ目は赤ちゃんの便の形状によります。軟らかく液状の便は、尿と共にしわなどのくぼみに溜りやすく刺激性の皮膚炎をおこします。3つ目は汗や尿による蒸れです。湿った皮膚はおむつでこすれるといった機械的な刺激で湿疹を生じやすくなります。このため、尿や便、活動の量が増えてくる生後数ヶ月くらいに、おむつ皮膚炎が多く見られます。

合併しやすい病気と間違いやすい病気は?

乳児寄生菌性紅斑 便の中にはカンジダというカビが常在菌として含まれています。カンジダはおむつの中の湿った環境で繁殖しやすいため、乳児寄生菌性紅斑と呼ばれるカンジダ感染症が起こることがあります。
また、いったんおむつ皮膚炎を生じると、その部位にカンジタが繁殖して乳児寄生菌性紅斑を合併する場合もよくあります。
亜鉛欠乏による皮膚炎 血中の亜鉛が不足すると、肛門周囲におむつ皮膚炎に似た症状がおこりますが、通常は口の周囲にも皮膚炎がおきます。

治療は?

普段からサイズのあったおむつを選んでこまめに交換したり、下痢気味の時には特に注意するなどして、おむつ皮膚炎をおこさないようにすると良いでしょう。
おむつ皮膚炎は高機能の紙おむつの普及とともに減ってきていますが、スキンケアの方法やおむつの使用方法によっては、なかなか治りにくい場合もありますので、ご相談ください。

クリニック information

 

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萩原院長 9:30-12:45 萩原院長14:00-16:45
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萩原院長 9:30-12:45 萩原院長 14:00-16:00
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※木曜日の午後は、斎藤医師/赤田医師で隔週の外来となります

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※土曜日は午前が12:30/午後16:00最終受付となります

担当医師

萩原 寛子 院長
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中澤医師
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佐野医師

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